米Dellは9月11日、同社第2四半期(5〜7月期)の決算報告書の提出が遅れると発表した。
Dellは5〜7月期決算発表の際、会計上の記録に関し、米証券取引委員会(SEC)による非公式調査を受けていることを認めていた。Dellによると、その後の調査および同社の内部監査で、過去の見越項目や引き当てなどの記録に問題があることが判明したという。具体的な金額や、過去の報告書に修正が必要かどうかの結論には至っていない。
SECに加えてニューヨーク南部地区連邦地検も、Dellに対し、2002年以降の財務報告に関しての書類の提出を要求しているという。
Dellはこうした状況を鑑み、現行の自社株買い戻しを一時中断することも発表した。
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