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写真技術を化粧品に──富士フイルム、ヘルスケア分野に参入

富士写真フイルムがヘルスケア分野に参入し、化粧品とサプリメントを発売する。写真感光材技術は同分野にも効果的に応用できるという。

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 富士写真フイルムは9月12日、ヘルスケア分野に参入すると発表した。第1弾として化粧品とサプリメント(栄養補助食品)の通信販売を28日から始める。写真フィルム開発で培った技術を新分野に応用する。

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機能性スキンケア化粧品「エフ スクエア アイ」

富士写真フイルムの株価チャート富士写真フイルムの株価チャート(1年:縦軸の単位は円)

 発売するのは、スキンケア化粧品3製品と、サプリメント9製品。アミノ酸15種類を配合した化粧水(150ミリリットル)が6300円(税込み)、コエンザイムQ10やビタミンCを配合したサプリメント(30日分)が3800円(同)など。

 物質の劣化の原因となる活性酸素が人間の老化などにも関わっているといわれているが、フィルムの感度向上やプリントの長期保存などにも活性酸素の制御が重要という。同社は「写真感光材の開発研究で蓄積してきたコア技術は深く人間の生命現象と関わっており、ヘルスケア分野にも効果的な形で応用することが可能」とし、機能性の高い製品で他社と差別化していく考えだ。

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