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ISPにファイル交換ユーザーの氏名開示命じる判決
東京地裁は9月25日、大手ISP 3社に対して、ファイル交換ソフトを使って音楽ファイルを不正アップロードしていたユーザー19人の氏名と住所を、レコード協会会員のレコード会社ら14社に開示するよう命じる判決を下した。
日本レコード協会(RIAJ)によると、東京地裁は9月25日、大手ISP 3社に対して、ファイル交換ソフトを使って音楽ファイルを不正アップロードしていたユーザー19人の氏名と住所を、RIAJ会員のレコード会社ら14社に開示するよう命じる判決を下した。
各社は昨年12月から2月にかけ、プロバイダ責任制限法に基づき、ISPに対し不正アップロードユーザーの氏名や住所などの開示を求めたが、ISP側は「裁判所の判断によらずに発信者情報を独自判断で開示することは控える」としたため、今年5月16日までに提訴していた(関連記事参照)。
今後各社は、ISPから住所、氏名が開示されたユーザーに対して、損害賠償請求などを行っていく予定だ。
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