次世代ゲーム機が欲しくない:News Weekly Access Top10(2006年9月17日-9月23日)
東京ゲームショウが開かれた先週、PS3の電撃値下げが発表された。Xbox 360も、期待のソフトとバンドル販売して割安さをアピールするが、いくら安くても欲しいと思えない。
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先週金曜日から3日間、東京ゲームショウが開かれた。今年は次世代機そろい踏みで注目を集め、入場者数も前年を1万6000人上回ったようだ(関連記事参照)。
ゲームショウで、プレイステーション3の下位モデルが1万円以上値下げされ、5万円弱になると発表された。当初の価格でも「安すぎたかも」と言っていただけに、この値下げには捨て身の必死さを感じさせる。
Xbox 360もこのほど、廉価版「コアシステム」を発表。HDDがなく、ゲームデータがセーブできないなどデメリットはあるが、標準システムよりも約1万円安い3万円弱に抑えつつ、ゲームソフトをセットにして割安感を出す。Wiiは当初から、次世代機最安値の2万5000円だ。
発売前の価格競争で次世代機は買いやすくなったが、記者は欲しいと思えない。学生時代はPCゲームからファミコン、スーパーファミコン、プレイステーションで遊びまくっていたし、今でも「ニンテンドーDS」ではたまに遊んでいるのだが。
社会人になって時間がなくなると、クリアまでに何十時間もかかる、RPGのような本格ゲームをプレイする時間がもったいなくなった。HDDレコーダーに取り貯めた好きな番組も見る暇がないのに、フィールドを何時間も歩き回ってレベルを上げたり、地図をチェックしながらダンジョンを巡ったりするようなゲームはあまりにまどろっこしい。ファイナルファンタジー好きだった記者はXbox 360の発表会で「ブルードラゴン」のグラフィックの美しさには感動したが、やりたいとは思えなかった。
限られた可処分時間を、どうやって自社サービスに振り向けてもらうか――ネットサービスなどでは頻繁に聞くこの視点だが、ゲーム関連ではあまり聞いたことがないような気がする。単に記者がゲーム離れし、ゲームに割く時間を愛せなくなっただけなのかもしれないが……。
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