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インターネット広告費、年内には屋外広告を上回る――仏予測

メディア別広告費シェアでは、2006年内に英国やスウェーデンで10%を突破する見通し。日本でも2008年までには広告費の1割がインターネット広告に向けられるという。

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 インターネットの広告費は年内には屋外広告を上回り、ラジオ広告も射程圏に――仏PublicisのZenithOptimedia事業部が10月2日、世界の広告市場予測を発表した。

 この予測によると、2005年に4000億ドル程度だった世界の広告市場規模は、2006年には4200億ドル強に拡大し、2008年には4700億ドル程度に達する見込みだという。

 メディア別では、インターネット広告が好調。2005年に全世界で4.7%だったメディア別広告費シェアを2006年には5.7%に伸ばす見込みで、屋外広告(5.5%)を抜き、テレビ(37.7%)、新聞(29.2%)、雑誌(13.0%)、ラジオ(8.4%)に次いで5位につける。以降、2008年末までこの順位に変動はないものの、ほとんどのメディアがシェアを落とす一方で、インターネット広告はシェアを伸ばし、2008年末には7.3%に達してラジオ広告(2008年末シェア8.0%)を脅かす勢いとなるという。インターネットは比較的安価で、かつターゲットを絞った広告配信が可能であることから、特に小規模の広告主から高い評価を得ているという。

 また、2006年内には英国とスウェーデンで、世界で初めてインターネット広告費のシェアが10%を超える見込み。2008年末までには、さらに日本を含む8カ国でもインターネット広告費が2けたを超える見通しだという。

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