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Windows XP Starterが100万本出荷を達成
IT途上国向けの「廉価版」Windows XPの出荷が100万本を達成した。同様のバージョンはVista向けにも開発中だという。
米Microsoftは10月9日、「Windows XP Starter Edition」の出荷が100万本を超えたと発表した。Starter Editionは、IT途上国のPC初心者向けに機能を絞った、廉価版のWindows XP。タイやインド、ロシア、ブラジルなど、139カ国で出荷されている。
Starter Editionが生まれた2003年以来、一貫してプロジェクトに携わってきた市場拡大グループ担当上級副社長のウィル・プール氏は、ビル・ゲイツ氏をはじめとする創設者たちの「全ての家の、全ての机にPCを」というスローガンを引用しながら、プロジェクトを振り返った。
プール氏は、Starter Editionの成功の鍵を「初心者ユーザーに合わせた作りこみ」「値ごろ感」「念入りなローカライゼーション」の3点と見る。現在25言語に対応しているが、言語だけでなく画面のイメージにもローカライゼーションを施したという。
Microsoftでは、次期OS「Windows Vista」にも、同様の廉価版を開発中だという。
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