新しい「Palm OS」Treoは4色で使いやすさ重視
携帯電話からスマートフォンへの切り替え組がターゲット。「使い方が難しくて高い」という従来のイメージを一新する製品にしたという。
米Palmが、新しいスマートフォン「Treo 680 smartphone」を発表した。「誰もが使えるスマートフォン」というTreo 680は、全部で4色。価格や発売時期などの詳細は後日キャリア各社から発表されることになるが、Palmでは、一般ユーザーにとっても手の届きやすい価格設定になるはずだとしている。2007年6月初頭までに、世界で20以上のキャリアが採用する見込みだという。
Treo 680はQWERTYキーボード携帯で、アンテナは内蔵。通話やメールなどの機能を、より簡単に利用できるように工夫した。色はcrimson(真紅)、copper(オレンジ)、arctic(白)、graphite(黒)の4色。Palm OSを使用し、通信にはGSM、GPRS、EDGEを利用。Bluetoothにも対応している。Microsoft PowerPointやAdobeのPDFファイルの閲覧が可能なほか、Microsoft ExcelやWordファイルの閲覧や編集、共有も可能。
ユーザーが利用可能な容量は64Mバイトで、同社のTreo 650の約3倍。別売りのメモリカードを利用すれば、2Gバイトまでの拡張が可能だという。ディスプレイの解像度は320×320ピクセル。期間限定で、Yahoo!の音楽サービスの30日無料トライアルも提供予定だという。
また、Palm OS向けに最適化された「Google Maps」の公開も併せて発表。Treo 680のほか、Palm OS搭載のスマートフォンTreo 700p、Treo 650、Treo 600で利用可能。Google MapsはGoogleのWebサイトから無料でダウロードできる。
関連記事
- Palm、欧州市場向けに新「Treo 750v」発売
Palmがほかの地域に先駆けて欧州市場向けに、新スマートフォン「Treo 750v」を出荷開始する。初の第3世代UMTS対応Treoとなる。 - 世界スマートフォン出荷台数、3分の1は日本
世界のPDAおよびスマートフォンの2006年上半期の出荷台数は、前年から57%伸びで4210万台に。うちスマートフォンは3470万台で、日本での出荷台数が、その3分の1を占めている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.