NEC、松下電器産業、パナソニックモバイルコミュニケーションズ(PMC)の3社は10月24日、携帯電話の開発合弁会社「エスティーモ」を設立したと発表した。11月6日から、共通の端末プラットフォーム開発を始める。
合弁会社の設立は7月に発表(関連記事参照)。新会社は、(1)共通ソフトウェアプラットフォームの検討・開発、(2)共通のアプリケーションプロセッサ・システムLSIの仕様の検討、(3)基幹デバイスの選定・評価と調達先の選定、(4)共同商品の開発──などを行い、両社の端末開発を効率化。端末はNEC、松下のブランドでそれぞれ販売していく。
本社は横浜市都筑区のPMCに置き、川崎市中原区のNEC玉川事業場も開発拠点とする。資本金は1億円で、NECとPMCが折半出資し、社長はNECから、副社長はPMCから出向する予定。従業員は約130人。
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