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Time Warner増収増益、AOLの広告収入ビジネスへの移行も順調
Time Warnerの7〜9月期決算は、売上高はCATV事業が好調で、前年同期比7%増の109億1200万ドル。AOL部門の広告収入ビジネスへのシフトが順調で、部門の営業利益は38%増加している。
米Time Warnerが11月1日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、CATV事業が好調で売上高は前年同期比7%増の109億1200万ドルとなった。純利益は23億2200万ドル(1株当たり57セント)で、前年同期の8億5300万ドルから大幅に伸びた。営業利益は前年同期比1%増の16億6700万ドルとなっている。
CATV部門の売上高が44%増の32億900万ドルと好調だったが、映画事業は同10%減の23億9000万ドルだった。
AOL部門の売上高は同3%減の19億8300万ドルで、会員減により会費収入が13%減少したことが響いたが、広告収入は46%増加した。会員制ビジネスから広告収入ビジネスへの移行により、コスト比率が大幅に下がったことで、営業利益は38%増。ディック・パーソンズ会長兼CEOは「AOLの広告収入ビジネスへの早期移行を心強く思う」とコメントしている。
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