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人間対コンピュータのチェス対決、初戦は引き分け

試合は世界チャンピオンが終始優勢で、チェスプログラム「Deep Fritz」はかろうじて引き分けに持ち込んだ。

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 チェスの世界チャンピオンとコンピュータプログラムが対戦する「World Chess Challenge 2006」が始まり、第1試合は引き分けに終わった。

 この対決はチェス王者であるロシアのウラジミール・クラムニク氏とドイツのチェスプログラム「Deep Fritz」の間で行われている。11月25日に行われた第1試合は47手後に引き分けで終了した。

 試合では終始クラムニク氏が優勢で、最初の20手に要した時間はわずか15分だった。これに対し、Deep Fritzはその3倍の時間がかかったという。だが最後にはDeep Fritzがかろうじて半分の得点を得た。

 「引き分けで良かった。いいスタートだった。Deep Fritzにプレッシャーを与えたが、向こうは正確な防御を敷いた」とクラムニク氏は試合後に語った。

 同氏がDeep Fritzに勝った場合、100万ドルの賞金が支払われる。

 第2試合は27日に行われたが、結果はまだ公表されていない。今後の試合は29日、12月1日、3日、5日に行われる。


中央がチェスチャンピオンのクラムニク氏

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