検索
ニュース

AmazonがWikiaに出資

Amazon.comが、Wikipedia創始者が開始した情報共有サイトWikiaに出資した。Wikiaが企業からの出資を受けるのはこれが初めて。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 Amazon.comがWikiを活用したユーザー投稿型情報共有サイトWikiaに出資したことが明らかになった。Wikiaは12月6日、第2ラウンドの増資の完了を発表。金額は非公開だが、全額がAmazon.comによる出資だという。Wikiaは今年、ベンチャーキャピタルや、マーク・アンドリーセン氏、伊藤穣一氏などのエンジェル投資家の出資により、第1ラウンドの増資(400万ドル)を完了しているが、事業法人からの出資を受けるのは今回が初めてとなる。

 Wikiaは、オンライン百科事典Wikipediaの創始者ジミー・ウェールズ会長らが2004年に開始したサービス。政治や心理学、人気テレビ番組「Lost」など、百科事典では取り上げない話題や項目について、Wikiを使ってユーザー同士が情報を投稿、編集、共有できる。

 Amazon.comのジェフ・ベゾスCEOは、「Amazonは、顧客により多くの情報を提供することが重要と認識してきた」とコメント。Wikiaを「ユーザー生成コンテンツに変革をもたらした」と評し、今回の出資により「Wikiaのようなサイトの成長をサポートしたい」としている。Wikiaのウェールズ会長は「Amazonのサポートにより、世界中の多くのコミュニティーに対し、より広範なサービスを提供できる」とコメントしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る