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8割の親はビデオゲームのレーティングシステムを熟知――米調査
米国の親たちの大半はビデオゲームのレーティングシステムを重視しており、子どもにゲームを与える際の参考にしている。
米国の親たちの84%は、米娯楽ソフトウェア格付け委員会(ESRB)のレーティングシステムをよく知っていることが、最近の調査で明らかになった。米Activisionが主催し、Harrison Groupが調査を実施、12月5日に報告書をまとめた。
レーティングシステムが親たちに浸透している一方、8歳から17歳の子どもたちの中で、レーティングを知っていると答えたのは65%だった。また親たちの79%、特に8歳から12歳の子どもを持つ親の89%は、レーティングにかなりの注意を払っていると答えた。
親たちの68%は、特定のゲームが子どもにふさわしいかどうかの判断を下す際、レーティングシステムが役に立つと信じている。またゲームを購入するかどうかを判断するときの最優先事項となるのがESRBレーティングだという親は56%だった。また52%の親は、子どもにゲームを買う前に、そのゲームの評価を読む、Webサイトをチェックするなどの下調べをしている。
今回の調査から、親たちの74%がゲームは生活の一部であり、ゲームがある環境が快適だと考えていることも明らかになった。実際、親の58%は自分自身もゲーマーであり、そういう親の場合、ゲームに費やす時間の半分は、子どもと一緒にゲームをしている。1人でゲームをする場合でも、その時間の半分は、自分の子どものゲームで遊んでいるという。
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