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ペンタックスとHOYA、合併に合意

ペンタックスとHOYAが経営統合することで合意。2007年10月に統合新会社「HOYAペンタックスHD」が発足する予定。

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 HOYAとペンタックスは12月21日、経営統合し、2007年10月1日付けで合併することで基本合意したと発表した。光学ガラスのHOYAとカメラ・光学デバイスのペンタックスで事業を統合・再編を進めて効率化し、世界的な競争に立ち向かう必要があると判断した。

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 HOYAを存続会社とし、合併新会社「HOYAペンタックスHD」を設立する。合併比率はペンタックス1株に対し、HOYA0.158株。取締役会会長にペンタックスの浦野文男社長、代表執行役CEOにHOYAの鈴木洋社長が就任する予定。統合後はHOYAの東証1部上場を維持する。

 4月上旬に最終契約の調印を予定し、6月の両社定時株主総会を経て最終決定する。

 HOYAの2006年3月期の連結売上高は3442億円、ペンタックスは1422億円。単純合算で約4860億円規模の光学関連メーカーが誕生する。

 合併後は戦略機能などを受け持つコーポレート部門を軸に、各事業部門を再編。両社のライフケア分野や光学デバイス分野、研究開発部門などは統合する。カメラを担当するペンタックスのイメージングシステム事業は従来通り維持する。

 HOYAは光学ガラスの世界大手。ガラスを核に事業領域を拡大し、HDD用ガラス磁気ディスクや半導体マスクブランクスで世界トップシェア。眼鏡用レンズでも知られる。

 ペンタックスは国産初の一眼レフカメラを開発した老舗カメラメーカー。光学技術を発展させ、内視鏡や光学ドライブ用ピックアップなどに進出している。

 医療分野への進出に向けて技術力とグローバルマーケティング体制を強化し、アジア勢や家電メーカーとの競争が激化するカメラ事業などを質的に転換するためにも、両社が統合して事業を効率化し、成長力を強化する必要があると判断した。

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