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ソニー、拡張色空間「xvYCC」の新名称「x.v.Color」を提案
ソニーはRGB/sRGBを上回る表現が可能な広色域色空間の国際規格「xvYCC」準拠製品に対し、「x.v.Color」の呼称とロゴを付けていくと発表した。業界内での統一呼称としても提案する。
ソニーは1月5日、動画用広色域色空間の国際規格「xvYCC」準拠製品に対し「x.v.Color」の呼称とロゴを付けていくと同時に、業界内での統一呼称として提案していくことを発表した。
「xvYCC」は2005年10月にIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)で承認された色空間の国際標準規格(正式名称は「IEC61966-2-4」)。RGB/sRGBを上回る、自然界に存在して人間の目が認識できるほとんどの“物体色”をカバーできる色空間を定義している。
対応製品はまださほど多くないが、同社の液晶テレビ「BRAVIA」のX2500シリーズが民生機としては初めてサポートするほか、セイコーエプソンのフォトビューワ「P-5000」も対応している。
同社背は今後、xvYCC対応製品に「x.v.Color」の呼称とロゴを付記していくほか、対応製品種類についてもテレビのみならず、撮影機器や編集機器などを追加していく意向を示している。
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