SBIホールディングスは1月31日、同社の顧客向けコミュニティーサイト運営を行う「コミュニティー・サービス事業部」を新設し、4月からサイト運用を始めると発表した。また同日、グループ内の共通ポイントサービスを展開する子会社も新設した。
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サイト名は「SBIコミュニティ」で、4月にSBIイー・トレード証券の顧客向けコミュニティーを構築。グループ各社と提携し、コミュニティーを順次拡大していく。顧客同士のコミュニケーションを活性化し、顧客満足度向上につなげるとしている。
ポイントサービス新会社は「SBIポイントユニオン」で、資本金は1億円。グループ各社で発行するポイントサービスを統合し、運営コスト削減とサービスの拡充を図る。ポイントの現金化や住宅ローンなど高額商品へのポイント付与も検討。SBIコミュニティー内に、ポイントユニオンユーザー向けコミュニティーを新設する。
同社は「グループ全体で『Web2.0』という概念に代表される次世代のインターネットサービスへの対応を図り、グループ各社の顧客基盤の更なる拡大を目指す」としている(関連記事参照)。
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