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広告予算配分「新しいメディアにも」が8割以上――米調査
調査では、広告代理店や広告主がメディアの革新が「創造性を刺激する」と評価し、試験的な広告にも予算配分を行っている様子が明らかになった。
アメリカ広告機構(AAF)は2月6日、広告代理店やメディア関連、広告主企業の幹部ら1000人近くを対象とした調査報告を発表した。回答者の73%が、広告予算の1〜20%を試験的な広告や新しいメディアでの広告に充てると回答。予算の21〜40%を充てるとの回答も12.37%に上った。
報告によると、回答者の87.4%がメディアの革新は「創造性を刺激する」とみており、新聞については51.4%、テレビについては34.5%が「競争力維持のために新しいアプローチが必要」と回答している。
2006年を振り返り、予想した通りの革新としては、インターネット上でのテレビ番組配信、米国でのテキストメッセージの普及、コミュニケーション手段としてのソーシャルメディアやソーシャルネットワーキングの重要性の高まり、という回答が多かった。一方、2006年で最も驚いた革新としては、3D仮想社会「Second Life」の人気やYouTubeの台頭、マッシュアップの普及が挙がっている。
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