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YouTube、アカウント削除について説明
YouTubeが「検閲による動画削除を行っている」との憶測に対してコメント。アカウントの削除は著作権法に基づく対処であり、内容の検閲は行っていないと説明した。
アカウント削除は著作権侵害の場合のみ。コンテンツの検閲はしていません――米Google傘下のYouTubeが2月12日、公式ブログで、YouTubeでのアカウント削除について説明を行った。
一部ブログなどでは、YouTubeが、コンテンツの視点や主張に同意できないとの理由で動画を削除しているとの憶測が流れており、今回のYouTubeの説明はこれを受けたもの。YouTubeでは、この憶測が「あるユーザーに対し、著作権通知の代わりに、不適切なコンテンツに関するお知らせが誤って送付されてしまった」ことによるものと見ている。YouTube側では、この誤送付を既に修正したという。
YouTubeでは、アカウントの削除は米国デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づいた対処であり、ユーザーが著作権を侵害するコンテンツを繰り返し投稿した場合にのみ行われる、と説明。「動画の検閲は決して行わない」としている。
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