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Yahoo!の新広告システム、早くも効果――米調査
comScore Networksが発表した分析結果によると、2月初め新ランキングモデルの導入後、Yahoo!のスポンサーつき検索広告のクリックスルー率が上昇している。
Yahoo!の新広告システムで、スポンサーつき検索広告のクリックスルー率が上昇――調査会社の米comScore Networksが2月26日、Yahoo!の新広告システムの効果に関する分析結果を発表した。Yahoo!は、2006年12月に新しい広告プラットフォーム「Panama」を米国で公開後、2007年2月5日には、第2段階として新しいランキングモデルを導入。comScoreは、この新モデルの導入前後のデータを比較した。
新モデル導入前の2月4日までの1週間をベースとすると、スポンサーつき検索広告のクリックスルー率は翌週(2月11日までの1週間)は5%、翌々週(2月18日までの1週間)では9%上昇した。comScoreでは「Yahoo!の新しい検索ランキングモデルは、既に検索広告のクリックスルー率に好影響をもたらしている」とコメントしている。
また、クリックの総数に占めるスポンサーつき検索広告のクリック数の比率も、2月4日までの週では10.1%だったのに対し、2月11日までの週では10.6%、2月18日までの週では11.1%と増加した。
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