米Googleは3月19日、ホスティングサービス「Google Apps」の提供で、ルワンダ政府、ケニア教育ネットワークとそれぞれ提携を結んだと発表した。これらの提携により、ルワンダの官庁では「Google Apps Standard Edition」を、ルワンダの教育機関およびケニアの大学では、「Google Apps Education Edition」を使用することになる。
Google Appsは、Webメールサービス「Gmail」、オンライン予定表「Google Calendar」、インスタントメッセージング(IM)の「Google Talk」、ワープロ&表計算ソフト「Google Docs & Spreadsheets」、Webページ作成サービス「Google Page Creator」を1つにしたサービス。無料のStandard EditionとEducation Editionのほか、有料の「Premier Edition」がある。
ルワンダでは第一段階として、政府機関および大学3校の約2万ユーザーを対象にGoogle Appsの提供を開始し、以降、全国に展開する計画。ケニアでは、まずナイロビ大学の5万ユーザーを対象にサービスの提供を開始し、その後ケニア内の大学の15万ユーザーに対象を拡大する計画。
今回の提携についてGoogleは、「この提携の調印を嬉しく思う」とコメント。他国への展開も視野に入れ、「ほかのアフリカ政府との協力を楽しみにしている」としている。
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