ニュース
世界最速「京速計算機」は神戸に決定
理化学研究所は、産学連携で開発を進めている世界最高速・10PFLOPSのスーパーコンピュータの設置場所を、神戸市の人工島・ポートアイランドに決めたと発表した。
理化学研究所は3月28日、産学連携で開発を進めている世界最高速・10PFLOPSのスーパーコンピュータの設置場所を、神戸市の人工島・ポートアイランドに決めたと発表した。
15の候補地が挙がり、仙台市と神戸市が最終候補に残ったが、コストや研究支援の状況などを総合的に見て神戸市に決めた。
スパコン開発プロジェクトは、2006年度から2012年度までの予定で1150億円を投じて進められている。すでに基本ソフトの構築やハードの設計が始まっており、2010年中の稼働を予定している。
関連記事
- 「汎用京速計算機」は人体シミュレーションを目指す
文部科学省が計画している10P(ペタ)FLOPSの世界最速コンピュータ「汎用京速計算機」は、人体丸ごとのシミュレーション解析といったグランドチャレンジに挑む。 - “みんなの世界的スパコン”「TSUBAME」
世界7位にランクインした東工大のスーパーコンピュータ「TSUBAME」が披露された。学部生でも使える「みんなのスパコン」として、次世代の計算科学者を育てる。 - 富士通、2010年度末に地球シミュレータの75倍の性能を持つスパコン目指す
富士通は2010年度末までに、ピーク性能3PFLOPSを持つ次世代スパコンの稼働を目指して研究開発を進める。 - 「地球シミュレータ」の50倍、2PFLOPSのスパコン国内開発へ
東大などが開発プロジェクトに着手。2008年までに2PFLOPSの計算速度の達成を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.