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SSDが本格化 東芝が年内に発売

東芝がPC用SSD(半導体ディスク)を年内に発売する計画を明らかにした。フラッシュメモリの大容量化と低価格化で、Samsungなどメモリ大手がSSDに力を入れており、まだ珍しいゼロスピンドルノートPCが今後数年で一般的になりそうだ。

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SSD市場予測(東芝の経営方針説明会資料より) 

 東芝は4月12日、フラッシュメモリによるSolid State Disk(SSD:半導体ディスク)を年内に市場投入する計画を明らかにした。

 西田厚聡社長が経営方針説明会で明らかにした。フラッシュメモリは「2値ではなく、多値を使う」といい、半導体やHDDなどの担当者が共同で開発に当たっている。同社製PCにも搭載する予定だ。

 東芝はNANDの大手メーカーとして、フラッシュメモリ市場を拡大するアプリケーションとして有望視。2010年の世界ノートPC市場1億8000万台のうち、16%にあたる3000万台程度がSSDのみを搭載するPCになると見ており、主にモバイルPCや企業向けPCを想定。高速なSSDと大容量HDDを両方搭載して使い分けるハイブリッド型も拡大すると予想している。

 回転する磁気ディスクを使うHDDと異なり、SSDはフラッシュメモリにデータを記録する。回転機構などがないため、耐衝撃性や省電力性でHDDより優れる。フラッシュメモリの大容量化と価格下落でHDDの置き換えが現実的になり、韓国Samsung Electronicsや米SanDisk、米Intelなどのフラッシュメーカーが相次いで参入している。

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