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Nokia、「QUALCOMMはNokia特許の最大ユーザー」と反論
Nokiaは、QUALCOMMが100件以上のNokia特許を自社のチップセットに使用していると主張。QUALCOMMとのクロスライセンス契約交渉を今後も継続するとしている。
フィンランドNokiaは4月13日、米QUALCOMMがNokiaの特許を使用していないと発言したことに対し、「QUALCOMMはNokia特許の世界最大のユーザー」と反論した。
Nokiaは、同社が過去15年間にわたり、GSM、W-CDMA、CDMAなどに関する標準規格に技術を提供してきたとし、「もしQUALCOMM製品が業界標準に適合するのであれば、他社同様、QUALCOMMもNokiaの特許へのアクセスを必要とするはずだ」と主張。QUALCOMMのチップセットには、GSM/W-CDMA、CDMA2000関連で100件以上のNokiaの特許が使用されているとの見方を示した。
Nokiaは、両社間ではまだQUALCOMMによるNokiaへのライセンス料支払いについて合意に至っていないが、NokiaがQUALCOMMに提示するライセンス料は「公平、正当でかつ差別のない」ものだと主張。今後も「両社にとって受け入れ可能な合意に至るよう」、クロスライセンス契約交渉を継続するとしている。
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