中国Lenovoは4月19日、全従業員の約5%に当たる1400人について、人員削減もしくは配置転換を行う計画を発表した。業績の強化と収益成長の加速を目指した対策だという。
Lenovoは今後12カ月程度で、北南米、アジア太平洋、EMEA地域の従業員を約1400人削減。うち約750人は、サプライヤーや製造部門に近い新興市場への配置転換となり、実質的な削減は650人程度だという。
Lenovoでは、同社の今年度(2007年4月〜2008年3月)中に、約1億ドルのコスト削減を実現する見通しで、その多くを戦略分野に再投資する予定。リストラ経費は5000万〜6000万ドル程度で、ほとんどが4〜6月期に計上される見通し。
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中国Lenovoの7〜9月期決算は、売上高は前年同期比1%増の37億ドルとなったものの、純利益は同16%減の3800万ドル。中国市場は好調だが、「成熟市場で伸び悩んでいる」という。
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