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Lenovo、中国以外での売り上げが伸び悩み、減益
中国Lenovoの7〜9月期決算は、売上高は前年同期比1%増の37億ドルとなったものの、純利益は同16%減の3800万ドル。中国市場は好調だが、「成熟市場で伸び悩んでいる」という。
中国Lenovoが11月9日発表した同社第2四半期(7〜9月期)決算は、売上高は37億ドルで前年同期比で1%増加したものの、同社が株式を公開している香港の会計基準での純利益は、16%減の3800万ドルとなった。
7〜9月期のLenovoのPC出荷台数の伸びは前年同期比10%増で、業界平均の8%増を上回るという。中国市場での25%の伸びがけん引している。しかし、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の伸びは5%、アジア太平洋地域は横ばい、北南米市場では9%の減と「成熟市場で伸び悩んでいる」とヤン・ユアンチン会長。価格競争の激化もあり、「幾つかの市場で課題に直面した」という。
出荷台数の伸びを分野別に見ると、ノートPCは20%増、デスクトップPCは4%増。携帯電話は、売上高に占める割合は4.5%と小さいが、出荷台数は39%伸びている。
地域別の売上高は、中国が14億ドルで、全体の39%を占める。以下、北南米が11億ドル、EMEA地域が7億5100万ドル、アジア太平洋地域が4億3900万ドルとなっている。
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