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任天堂、今期は売上高1兆円台へ Wiiは1400万台予想
任天堂の前期は営業益が2.5倍に。今期もWiiとニンテンドーDSが寄与し、売上高は創業来初の1兆円台になる見通し。
任天堂が4月26日発表した2007年3月期の連結決算は、営業利益が前期比で2.5倍の2260億円になった。今期もWiiとニンテンドーDSが寄与し、売上高は創業来初の1兆円台になる見通し。
前期の売上高は9665億円(89.8%増)、経常利益は2888億円(79.7%増)、純利益は1742億円(77.2%増)。期末配当予想を410円から620円に修正。年間690円となり、前期の480円から増配となる。
ニンテンドーDSが世界で2300万台超を売り上げ、累計販売は4000万台に。ソフトも「Newスーパーマリオブラザーズ」が世界950万本、「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」が国内521万本を販売するなど絶好調だった。Wiiの販売台数は584万台。生産遅れから当初目標の600万台に届かなかった。
今期はWiiが通年で寄与し、売上高が17.9%増の1兆1400億円を見込む。営業利益は19.5%増の2700億円になる見込みだが、経常利益は円高予想からほぼ横ばいの2900億円にとどまると予想している。純利益も横ばいの1750億円。
販売台数見込みは、ニンテンドーDSハードが2200万台・ソフトが1億3000万本、Wiiハードが1400万台・ソフトが5500万本。
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