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松下、初の売上高9兆円突破 今期は過去最高益見込む
松下の前期連結決算は、売上高が初めて9兆円を突破し前期比2.4%増の9兆1081億円になり、初めて9兆円を超えた。今期は売上高・純利益が過去最高を更新する見通し。
松下電器産業が4月27日発表した2007年3月期の連結決算(米国会計基準)は、売上高が前期比2.4%増の9兆1081億円になり、初めて9兆円を超えた。純利益も40.7%増の2171億円と16年ぶりに高水準になった。今期も業績は拡大し、売上高と純利益は過去最高を更新する見通しだ。
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薄型テレビ「VIERA」シリーズやデジカメ「LUMIX」などが順調に売り上げを伸ばした。プラズマは大幅な価格下落に見舞われたが、販売台数の拡大でカバーした。AVCネットワーク部門の売上高は2%増の3兆7494億円になり、映像・音響機器部門は6%増だった。
営業利益は10.9%増の4595億円。売上高営業利益率は5%を達成した。税引き前利益は18.3%増の4391億円だった。
今期の連結業績予想は、売上高が2%増の9兆2500億円、純利益が15%増の2500億円と過去最高を見込む。営業利益は5000億円(9%増)、税引き前利益は4600億円(5%増)。
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