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Time Warner、増収減益
Time Warnerの1〜3月期決算は、買収で拡大を続けるCATV部門の売り上げが好調で増収。AOL部門の広告収入ビジネスモデルへの移行は順調に進んでいる。
米Time Warnerが5月2日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高は前年同期比9%増の112億ドル、純利益は同18%減の12億300万ドル(1株当たり31セント)となった。前年同期の最終損益には、事業の売却益の影響などが計上されていた。
売上高を部門別にみると、買収で事業拡大を続けるCATV部門は前年同期比61%増の38億5100万ドル。一方AOL部門は、会員制ビジネスモデルから広告収入ビジネスモデルへの移行の影響で会費収入が減り、前年同期比25%減の14億5800万ドルとなった。映画部門やネットワーク部門、出版部門の売上高はほぼ横ばいだった。
同社の最終損益は減益となったものの、営業利益は前年同期比38%増の25億4000万ドル。特にAOL部門が好調で、前年同期の約4倍となる営業利益を計上したほか、CATV部門も前年同期比28%増。一方、映画部門は同34%減、出版部門は同49%減だった。
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