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英プレミアリーグ、YouTubeに集団訴訟
Premier Leagueと独立系音楽出版社が、YouTubeと親会社のGoogleを著作権侵害で提訴した。侵害差し止めと損害賠償を求めている。
英サッカーリーグFootball Association Premier Leagueと独立系音楽出版社Bourneは5月4日、ビデオ共有サイトYouTubeおよび親会社のGoogleを相手取って集団訴訟を起こした。
両社は米ニューヨークの南地区連邦地裁に訴状を提出、YouTube.comでの自社著作物の無断使用、および同様の状況にある著作権保有者のコンテンツの無断使用の差し止めを求めている。
訴状には、被告はYouTubeへのトラフィックを集めるために「同サイトでの大規模著作権侵害に関与し、これを許可し、奨励し、促進するという意図的な戦略を追求している」と記されている。また、被告が以前から著作権侵害を認識していながら防止策を取っていないのは、YouTubeの人気はビジターが著作権保有者に金を払わずにコンテンツを利用できるためであると理解しているからだとも原告は申し立てている。
原告は、被告による著作権侵害を差し止める裁判所命令と、損害賠償(金額は特定されていない)を求めている。
Premier LeagueとBourneはこの訴訟を、自分自身およびYouTubeでコンテンツを無断使用されているほかの著作権保有者を代表する集団訴訟とするつもりだ。
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