米HPが5月16日発表した同社第2四半期(2〜4月期)決算は、ノートPCの好調な販売を反映し、売上高は前年同期比13%増の255億3000万ドルとなった。純利益は7%減の17億8000万ドル(1株当たり65セント)。前年同期の純利益は19億ドル(1株当たり66セント)で、税金関連の利益(1株当たり15セント)を計上していた。
HPは9日に、同四半期の売上高は255億〜255億5000万ドル、1株当たり純利益は64〜65セントとの見通しを発表していた。
部門別では、パーソナル・システムズ部門が好調で、売上高は前年同期を24%上回る87億ドル。デスクトップの売上高の伸びが9%だったのに対し、ノートPCは45%の伸びとなった。顧客別では、法人向けよりコンシューマー向けの売り上げが伸びている(41%増)。
その他の部門も堅調で、イメージング・プリンティング部門の売り上げは前年同期比6%増、エンタープライズストレージ・サーバ部門は8%増、サービス部門は7%増、金融サービス部門も6%増。ソフトウェア部門は2006年11月のMercury買収の影響で、同58%増となった。
第3四半期の見通しとしてHPでは、売上高を237億〜239億ドル、1株当たり純利益を60〜61セント程度とみている。
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HPの11〜1月期決算は、各部門で売り上げを伸ばし、前年同期比11%の増収。純利益は同26%増だった。
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