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Google、「Google Apps」にISP向けバージョンを追加
「Google Apps Partner Edition」ではISPなどのプロバイダーが自社ドメインで会員向けにカスタマイズしたGoogle Appsを提供できる。
米Googleは5月18日、ホスティングサービス「Google Apps」のISP向けバージョン「Google Apps Partner Edition」を発表した。
Google Appsは、Webメールサービス「Gmail」やオンライン予定表「Google Calendar」、ワープロ&表計算ソフト「Google Docs & Spreadsheets」などをまとめた統合Webアプリケーション。個人や学校向けの無料バージョンのほか、メール容量やサポート体制を強化した有料の企業向けバージョン「Google Apps Premier Edition」がある。
今回発表されたPartner Editionは、ISPやポータルサイト、サービスプロバイダーが対象。ISP側は、GmailやGoogle Docs & Spreadsheetsなどのサービスを、自社のドメイン下で会員に提供できる。APIを利用することで既存サービスとの統合やブランディングも可能。各サービスのホスティングやアップデート、メンテナンスなどはGoogleが行う。
利用開始方法など、詳細の問い合わせは、Webサイトから受け付けている。
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