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Apple、DRMフリーとVistaに対応したiTunes 7.2発表
Appleが初のVista対応iTunesを発表した。「iTunes Plus」と名付けられた高音質DRMフリーサービスにも対応しているが、楽曲販売はまだ提供されていない。
米Appleは5月30日、iTunesの最新版7.2をリリースした。Windows Vistaと互換性を持つほか、英EMIと共同発表した高音質DRMフリー楽曲に対応している。
Mac OS Xのソフトウェア・アップデート、WindowsのApple Software Updateからのアップデート、単体でのダウンロードが可能。Mac版、Windows版のいずれも日本語化されている。
iTunes 7.2のWindows版は、Appleから提供される初めてのVista対応iTunes。MicrosoftはWindows Vistaの最近の更新で、iTunesがWindows Vistaに対応したと公式に表明していたが、iTunes 7.1ダウンロードの対応OS環境はWindows 2000とWindows XPのみで、Vistaは記載されていなかった。
Appleは、「iTunes 7.2では、高音質の新しいiTunes Plusミュージックのプレビューおよび購入、参加している音楽レーベルからDRMフリーの音楽のダウンロードができます」と説明している。執筆時点では、iTunes Storeにおいて、高音質サービスの存在は確認できなかった。
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