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HOYAとペンタックス、改めて合併に合意
HOYAとペンタックスは、経営統合することで改めて合意した。HOYAがペンタックス株50%超をTOBで取得した後、株式交換などで完全子会社化を目指す。
HOYAとペンタックスは5月31日、経営統合することで合意したと発表した。HOYAがペンタックス株50%超をTOB(株式公開買い付け)で取得した後、株式交換などで完全子会社化を目指す。
TOBは6月上旬に始める予定で、買い付け価格は1株770円。
両社は昨年12月、経営統合に合意したが、カメラ事業の扱いなどで対立し、いったん白紙に戻して再検討すると4月に発表。大株主を含めた内紛に発展していた。
ペンタックスは同日、綿貫宜司社長を含む全取締役8人が退任し、谷島信彰執行役員が社長に昇格する人事を発表した。「経営体制刷新のため」としている。6月27日の株主総会後に正式決定する。
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