米Motorolaは5月31日、コスト削減策についてのアップデートを行った。同社では1月に、3500人の人員削減を含む対策を発表していたが、さらに4000人の削減を行う予定だという。
1月の発表でMotorolaは、経費削減や人員削減などを通じ、年間4億ドルのコスト削減を行う計画だとしていた。発表によると、この計画は予定通りに進捗しており、3500人の人員削減も6月末までに完了する見通し。
Motorolaでは、「事業を全体的に検討した結果」、さらに年間6億ドルのコスト削減を2008年に実現する計画を発表した。約4000人の人員削減のほか、重点分野に絞った投資や一般管理費の削減などを行う予定だとしている。関連するリストラ費用約3億ドルは、2007年中に計上される見通し。
Motorolaのトム・メレディスCFO(最高財務責任者)は「今日発表した措置は、既に発表済みの施策と合わせ、当社の財務面および事業面における業績をさらに改善するものと自信を持っている」とコメントしている。
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