「自分専用オンライン音楽ライブラリ」が米国でスタート、iPodにも対応
ストリーミングラジオと音楽ロッカーサービスを組み合わせたようなサービスが米国でスタートした。自分の音楽ライブラリをアップロードすれば、ネット接続した任意のPCから再生できる。
米Lala.comは、自分の音楽ライブラリに別のマシンからアクセスして音楽を聴いたり、iPodにダウンロードしたりできる新しいネットサービスを開始した。同社はこれまで、コミュニティーベースの中古CD交換サービスで知られていた。
新サービスを利用するには、ブラウザとiTunesなどで使っている楽曲ライブラリが必要。
対応するプラットフォームはWindowsとMac。Windows XPではInternet Explorer 6.0、Firefox 1.5以上、Mac OS X 10.4ではFirefox 1.5、Firefox 2.0、Safari 2.0、Camino 1.0.3以上に対応する。
ライブラリの管理や楽曲の再生などを行うミニクライアントlalaPlayerと、ブラウザ用プラグインがインストールされると、音楽ライブラリ(WindowsではMyMusic)とiTunesライブラリを自動スキャンし、その楽曲のプレイリストがLala.comの自分のアカウント内に保存される。いったん保存された楽曲は変換され、自分のアカウントにアップロードされる。
Lala.comが認識する楽曲のファイル形式は、MP3、DRMなしAAC、Ogg Vorbis、FLAC、WMA。
スキャンされた楽曲は、スキャンするときに使ったものと別マシンからでも、オンラインでプレイリストを作ったり再生したり、iPodへダウンロードすることができる。ただし、iPodは「マニュアルで管理」するモードに設定する必要がある。
Lala.comでは楽曲を有料でダウンロードするサービスも提供しており、iPodに転送することも可能。価格は1曲当たり99セント。
Lala.comでストリーミング再生する場合、その楽曲が、自分が所有するものであるか、Lala.comが再生する権利を持つときには、プレイリストの順番に再生される。そうでない楽曲がプレイリストにある場合には、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に従った方法――1アーティストの楽曲は連続では再生されないなど――で再生される。
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