「iPhone購入にとても興味あり」米国では1900万人相当
4月の調査によると、iPhoneを知っている携帯利用者のうち、iPhone購入に強い興味を持つと回答したのは、米国では14%。まだiPhone発売日が未定の英国では28%と、既に高い注目を集めている。
モバイル関連調査会社の米M:Metricsは6月15日、iPhoneに関する消費者意識調査の結果を発表した。米国では、携帯電話加入者の64%がiPhoneを知っており、そのうち14%(回答者全体の9%)がiPhoneの購入に「とても興味がある」と回答。この数字は、米国全体では1900万人に相当するという。英国では、iPhoneを知っていると回答したのは56%で、うち購入に強い興味を持つとしたのは28%(回答者全体の16%)で、英国全体では700万人に相当するという。
調査は、米国で1万1060人、英国で5293人の携帯サービス加入者を対象に4月に実施した。29日に米国で発売となるiPhoneは、AT&Tが独占的にサービス提供を行うが、米国でiPhone購入に「とても興味がある」とした人のうち、67%はAT&T以外のサービス加入者だった。
M:Metricsでは、米国の回答者がiPhoneの(比較的高価な)価格や、通信業者がAT&T限定であることを知った上で、こうした高い興味を示しているとして、「印象深い数字だ」とコメント。英国については、iPhoneの発売日が未定であるにもかかわらず既に高い注目を集めていることや、「英国では、スマートフォンが米国に比べ2倍人気がある」ことを指摘し、米国以上に「より高価な端末を購入する状況が整っている」としている。
調査では、iPhoneに強い興味を持っている人のうち、MP3プレーヤーを所有している人は英米両市場で64%に上り、市場全体でのMP3プレーヤー所有率の30%を大きく上回ることも判明。M:Metricsでは、「何割程度の人が、デジタル音楽プレーヤーをiPhoneに買い換えるか興味深い」としている。
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