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BlockbusterとNetflix、特許訴訟で和解
オンラインレンタルの手法をめぐり係争中だったBlockbusterとNetflixが、和解に達していたことが明らかになった。
ビデオ・DVDレンタル大手の米Blockbusterと米Netflixとの特許訴訟で和解が成立したことが明らかになった。Blockbusterが6月27日、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかにしたもので、和解金などの条件は非公開だが、業績への実質的な影響はないとしている。
Netflixは2006年4月、オンラインレンタルの手法に関する特許を侵害したとして、Blockbusterを提訴。これに対しBlockbusterは同6月、問題とされる手法はNetflixが発明したものではないとして、逆提訴していた。
和解の件とは別に、BlockbusterはSECへの提出書類の中で、「Total Access」サービス内容の変更を検討中であることも明らかにした。同サービスはビデオやDVDの返却方法を、郵送か店頭で行うかを選択できるもの。2006年11月のサービス開始以来、大幅な会員増につながったが、「会員数増と収益性強化の適切なバランスをとる」ため、内容の見直しが必要だとしている。
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