AppleはiPhone用のSafariでRSSアプリケーションを提供する模様だ。Apple公式サイトの新しいページを閲覧したユーザーが発見した。このページには当初、iPhone上のRSSリストと思われる画面のスクリーンショットが掲載されていたという。しかし現在では、メイン画面を表示したiPhoneの画像に置き換えられている。
iPhoneは米国で6月29日に発売される。初期のレビューでは、iPhoneに搭載されているSafariはデスクトップ版のSafariと違い、RSSリーダーが内蔵されていないと伝えられていた。
RSSフォーマットはここ数年で人気が上昇している。ブログからCNNなどの大手サイトまで、RSSフィードを使って新着記事やニュースを読者に「プッシュ」式で提供している。
Marketcircle(本社カナダ)のアリカーン・ジェサCEOは、同社が無償提供しているiPhoneのWebシミュレータ「iPhoney」でRSSページを閲覧してみた。iPhoneyは、自分のWebページがiPhoneでどう表示されるかを確認できるWebデザイナー向けツール。
ジェサ氏によると、iPhoneyで見るとページには何も表示されなかった。しかしこれは単純に、Appleが同サービスを有効にしていないだけかもしれないと同氏は言う。
iPhoneyはユニバーサルバイナリのCocoaアプリケーションで、Objective-Cで書かれている。「当社のエンジニアが楽しいプロジェクトとして手掛けており、かつて当社を助けてくれたコミュニティーに恩返ししたい」とジェサ氏。
Marketcircleが28日に発表したiPhoneyのアップデート版には、Flashなどのプラグインをすべて無効にできる機能が加わり、iPhoneを使ったWeb閲覧に一層近付いている。また、変更可能なユーザーエージェント、iPhoneのズーム機能に似せたWebページのスケール機能も追加された。iPhoney 1.1はオープンソース化され、SourceForgeから入手可能。
Appleからのコメントは得られなかった。
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