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ジェリー・ヤン指揮のYahoo!、売上増も減益
ジェリー・ヤン氏がCEOに就任して初めての決算となるYahoo!の4〜6月期決算は、売上高は前年同期を8%上回ったものの、営業・マーケティングコストや開発コストの増加が響き、減益となった。
米Yahoo!が7月17日発表した第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高は前年同期比8%増の16億9800万ドル、純利益は同2%減の1億6100万ドル(1株当たり11セント)となった。
直営サイトにおける広告収入は8億8700万ドルで、前年同期を18%上回ったものの、提携先サイトからの広告サービス収入は5%減少している。
トラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上高は、同11%増の12億4400万ドルだった。
営業利益は、前年同期比19%減の1億8500万ドル。営業コストや製品開発コストが、売上高の伸びを上回るペースで増加したことが響いた。ジェリー・ヤンCEOは「当社のビジネスの強化や長期的な成長機会の獲得、株主の利益増加のために必要なことは、すべて行うよう注力している」とコメントしている。
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