凸版印刷は、4K(4096×2160ピクセル)画質のバーチャルリアリティ(VR)コンテンツ制作を、今秋から本格的に始める。コンテンツを貸し出すサービスや、ネット配信など新ビジネスの開拓も行う。
第1弾として昨年末、東大寺の国宝「不空羂索観音立像」の宝冠のVRコンテンツを制作。間近で見ることができない宝冠の装飾を、まるで目の前にあるかのようにリアルに表現できるという。
同社は1997年からVR技術開発に取り組んでおり、中国・故宮博物院の文化遺産など、文化財をVR技術で保存するプロジェクトを行ってきた(関連記事参照)。
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