動画配信の米Veoh Networksは8月9日、米Universal Music Group(UMG)を提訴したと発表した。Veohが求めているのは、同社がUMGの著作権を侵害していない、との判決。損害賠償などは求めていないという。
この提訴は、VeohがUMGの著作権を侵害しているとする「UMGによる不当な脅し」を受けたものであり、「当社がこのような行動を取らざるを得ないのは残念だ」としている。
Veohでは、同社の事業は「著作権所有者を尊重する形で」の動画コンテンツ提供であり、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)にも沿うものだと主張。DMCAの「セーフハーバー」条項に当てはまるもので、違法とはならないとしている。
Veohでは、米国映画協会(MPAA)などの業界団体やコンテンツの所有者とも協力し、著作権保護のためのフィルタリングツールなどの開発にも努めているという。
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