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DIRECTV、電力線ブロードバンドを提供へ
衛星放送のDIRECTVがCURRENT Groupと提携。CURRENTのネットワークを経由して、電力線ブロードバンドやVoIPサービスを顧客に提供していく。
衛星放送の米DIRECTVは8月15日、電力線ブロードバンド(BPL)の米CURRENT Groupとの提携を発表した。提携によりDIRECTVは、BPLモデムをコンセントに接続するだけで利用できるブロードバンドおよびVoIPサービスを顧客にバンドルして提供できるようになる。
DIRECTVは、まずCURRENTが米テキサス州に持つBPLネットワークを利用して、新サービスの提供を開始する。同地域のネットワークは、今後数年で180万世帯をカバーする見通しだという。CURRENTがBPLネットワークを他地域に展開するに伴い、DIRECTVもサービス提供範囲を拡大する予定。
新サービスの提供開始は、年末から2008年初頭となる予定。
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