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25周年を迎えたCD、売り上げは2000億枚に
1982年8月17日、Philipsの工場で世界初のCDが作られた。収録されていたのはABBAの「The Visitors」だった。
8月17日は、世界初のCDが作られてからちょうど25年になる。
世界初のCDは1982年のこの日、ドイツにある蘭Philipsの工場で製造された。当時同社の傘下にあったレコード会社Polygramに所属していたABBAの「The Visitors」のCDだったという。
CDの一般販売は1982年11月に日本で開始され、クラシック音楽を中心に約150タイトルが提供された。翌年3月には米国と欧州市場にも拡大。それから25年の間に、全世界で2000億枚を超えるCDが販売されたとPhilipsは報告している。これまでに販売されたCDを全部積み上げると、地球を6周する長さになるという。
CD規格はPhilipsとソニーが1979年、新しいデジタルオーディオディスクを目指して開発を開始した。当初は1時間分のオーディオコンテンツが収まる容量を目指していたが、ベートーベンの「交響曲第9番」を収録できるよう、74分に拡大した。
「音質が優れ、傷に強いCDの発明は音楽業界の技術革命の先駆けとなり、アナログからデジタル音楽技術への転換の始まりとなった」とPhilipsは発表文で述べている。
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