米Microsoftは8月27日、ライセンスプログラム「Microsoft Communications Protocol Program」(MCPP)に基づき、Windows通信プロトコルのライセンス供与契約を3社と締結したと発表した。
契約を結んだのは、米Aruba Networks、ハンガリーのBalaBit IT Security、米Secure Computingの3社。ライセンスにより、WindowsクライアントとサーバOS間での通信用プロトコルが利用できるようになる。
MCPPは、Microsoftが通信プロトコルを第三者にライセンスするためのプログラムで、独禁法訴訟での和解条件に従い、2002年に導入された。
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Microsoftは、MCPPの提供期間を、独禁法訴訟の和解条件が期限切れとなる2007年11月からさらに最低2年延長する計画など、MCPPに関する変更について説明。新たな期限は2009年11月、あるいはMicrosoftの次期サーバOSリリースのいずれか遅い方となる。
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