米Googleは9月13日、民間の力で月面にロボット探査車を送るプロジェクト「Google Lunar X PRIZE」のスポンサーとなり、賞金3000万ドルを提供すると発表した。同プロジェクトを運営するのは非営利団体X PRIZE Foundation。
月面を最低でも500メートル探査し、動画、静止画、データを地球に送信できるロボット探査車の月面着陸を目指し、世界中の私企業に競ってもらうのがプロジェクトの趣旨。優勝賞金は2000万ドル、2位賞金は500万ドル、ボーナス賞金として500万ドルを予定しているという。ただし優勝賞金2000万ドルが授与されるのは2012年12月31日までに該当チームが現れた場合で、2014年末には1500万ドルに減額、プロジェクト終了となる。ボーナス賞金は長距離の月面探査、水氷の発見など、さらなるミッションが達成できたチームに与えられる。
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