ニフティは10月12日、2007年9月中間期の連結業績予想を修正した。ISPの新規会員獲得が計画を下回るなどし、売上高は当初予想より減るが、コスト削減が奏功し、経常損益、純損益は当初の赤字予想から一転、黒字化する見通しだ。
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修正後予想は、売上高が451億円(前回予想は466億円)、営業利益は5億円(同1億円)、経常利益は2億円(同2億円の損失)、純利益は2億5000万円(同1億円の損失)。
売上高の減少は、FTTHマンションタイプ値上げの影響などでISPの新規会員数が計画を下回ったほか、デジタルコンテンツ販売も想定を下回ったことなどが要因。プロモーション費用や原価を絞り込んでコストを削減し、利益を増やした。
通期業績見通しの修正結果は、10月25日の中間決算発表で報告するが、売上高は通期でも当初予想を下回る見込み。
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