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国会図書館が書籍検索ポータル開設 ソーシャルブクマ・RSSリーダー付き
国会図書館が書籍情報検索サイトを新設した。検索結果にタグやコメントを付けて保存・共有できるソーシャルブックマークや、RSSリーダーの機能も備えた多機能ポータルだ。
国立国会図書館はこのほど、書籍情報を検索できるポータルサイト「PORTA」(ポルタ)を開設した。検索結果から別の資料を推奨するリコメンド機能や、検索結果にタグやコメントを付けて保存・共有できるソーシャルブックマーク機能、RSSリーダー機能などを備えている。APIも公開した。
検索対象は、明治・大正時代の貴重書をJPEG画像で見られる「近代デジタルライブラリー」や、公文書館、「青空文庫」のデータベースなど、20種類のデータベース・約800万件。
Amazon.co.jpのようなレコメンドエンジンを備え、検索結果画面の「おすすめ」をクリックすると、「この資料を閲覧したユーザーはこの資料も閲覧しています」と、推奨資料が表示される。
ユーザー登録すればマイページが設定され、検索結果にタグやコメントを付けて保存できるほか、他ユーザーがブックマークしたデータを閲覧できるソーシャルブックマーク機能や、RSSリーダー機能を利用できる。
マイページでは、カレンダーや検索窓などの位置をドラッグで変更したり、背景色を変えたりすることも可能。検索対象の資料を限定するなど、検索条件をカスタマイズすることもできる。
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