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eBay、増収も「Skype評価損」影響で赤字転落
eBayの7〜9月期決算は、Skype関連評価損の影響で9億3600万ドルの赤字を計上したものの、各事業とも引き続き好調に売り上げを伸ばしている。
米eBayが10月17日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は18億8900万ドルで、前年同期を30%上回り過去最高を記録した。一方、最終損益は、9億3600万ドル(1株当たり69セント)の赤字に転落。傘下のSkype関連で、評価損など13億9000万ドルを計上した影響が出た。前年同期は、2億8100万ドルの純利益を計上していた。
Skypeの減損やストックオプション関連費用などの一時的費用を除くと、純利益は5億6400万ドルとなり、同じ方法で計算した前年同期の純利益を53%上回るという。
ネットオークション事業の売上高は、前年同期比26%増の13億2000万ドルで、過去最高を記録。出品件数は5%減少したものの、取引総額は14%増加した。PayPalの決済事業の売り上げも過去最高で、同35%増の4億7000万ドル。取り扱った決済金額は、同34%増の122億2000万ドルだった。Skypeのコミュニケーション事業の売上高は9800万ドルで、前年同期比96%増。主要な市場である欧州、北米、アジアの3地域で、いずれも高い売り上げの伸びを示し、評価損の影響を除けば、同事業は3四半期連続での黒字を達成したという。
今後の見通しについては、第4四半期の売上高を21億〜21億5000万ドル、2007年通年では76億〜76億5000万ドルとみている。
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