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AT&T、カリフォルニア州火災の復旧で技術者1100人を投入
AT&Tは、火災で使用不可能となった電柱や銅線、光ファイバーなどの復旧工事のために、1000人以上の技術者を派遣した。
米通信大手のAT&Tは10月27日、山火事で大きな被害が出た米カリフォルニア州において、通信インフラの本格的な復旧作業に着手したと発表した。同社は最大の被害を出したサンディエゴ郡のみでも、電柱2000本以上、銅線150万フィート(457.2キロメートル)以上、光ファイバー50万フィート(152.4キロメートル)以上が火災によって破損したと見積もっている。被害規模は2003年の火災を上回り、今回の復旧工事はAT&Tにとって同州における過去最大のものとなるという。
同社はカリフォルニア州北部から400人以上、またカリフォルニア州南部で被害を受けていない地域の技術者約700人を被災地に派遣。サンディエゴ郡に緊急センター2カ所を設置し、通信インフラ復旧に向けて24時間体制で取り組むとしている。
またAT&Tは、カリフォルニア州南部の約600カ所のWi-Fiホットスポットを10月27日から無料で公開し、被災者がインターネットにアクセスできるようにしている。
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