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Motorola、ザンダーCEO退任へ――ブラウンCOOが後任に
社長兼COO(最高執行責任者)のグレッグ・ブラウン氏が1月1日付でCEOに昇格。現会長兼CEOのエドワード・ザンダー氏は、5月まで会長職を続ける。
米Motorolaは11月30日、CEOの交代を発表した。現職の会長兼CEO、エドワード・ザンダー氏(60)の後任として、社長兼COO(最高執行責任者)のグレッグ・ブラウン氏(47)が2008年1月1日付でCEOに就任する。ザンダー氏は2008年5月の年次株主総会まで、引き続き同社会長を務める。
同社取締役会は今回の人事について、「思慮深く、規律ある世代交代プロセスの最高例」と説明。「エド(ザンダー氏)のビジョンや専門知識、当社への絶え間ない取り組みに感謝したい」としている。ザンダー氏は降板について「人生の次の段階に移り、家族ともっと多くの時間をともに過ごすのにいい時期だ」とし、ブラウン氏については「Motorolaの次期CEOにふさわしい人物」と評した。
ブラウン氏は、AT&Tなどに勤務後、ネットワーク管理ソフト企業MicromuseのCEOを経て2003年にMotorolaに入社。同社のSymbol Technologies買収などを率いた後、2007年3月から社長兼COOを務めている。
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