MS、Excelで広告分析できるadCenter用ツールを発表
Microsoftは広告サービス強化を目指し、adCenterユーザーに向けたキーワード分析ツールや資格制度を発表した。
米Microsoftは12月3日、同社の広告プラットフォームadCenterの利用者向けツール「adCenter Add-in for Excel 2007」、ポータルサイト「Webmaster Center」、および資格認定プログラムの「Microsoft adExcellence」を発表した。
adCenter Add-inは、検索キーワード分析用のExcelアドインソフト。adCenterを使って検索広告を出稿する顧客向けに提供されるツールだ。ユーザーは使い慣れたExcelの書式でキーワードリストを作成し、的確なターゲットにリーチするためのキーワード分析が可能になるという。2008年1月8日リリースの予定。
Webmaster CenterはWebサイト管理者とSEO対策担当者のためのポータルで、自分のWebサイトをLive Searchの検索結果で上位に表示させるためのリソースを提供する。Live Searchのクロール方法やインデクシング方法、Live Searchがインデックス化したWebサイトの統計などの情報が含まれる。このポータルは、現在β版がアクセス可能(ログインにWindows Live IDが必要)。
Microsoft adExcellenceは、adCenterを利用する広告代理店と広告主が対象の認定プログラムで、合格者には「adCenterエキスパート」の資格が与えられる。無料のトレーニングコースと有料の資格試験からなり、合格者は「adExcellence Membership Directory」に登録されるほか、「adExcellence」ロゴを自分のWebサイトや営業用資料に表示できる。
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